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宮脇俊三氏の数ある作品の中で、私が一番好きなのが、「時刻表おくの細道」でした。

今読むと、もう乗ることのできないローカル線の話がみっしりと詰まっていて、憧れに涎が出ます。

過去に戻りたい、と思ったことの無い鉄道ファンはいない、ぐらいに思う私ですが、それはどんなに願っても無理な話です。ならば、未来から過去に戻ってきて現在があるのだと信じて、今ある鉄道を愛し、いっぱい撮影したり愛でたりするのが、よいと思うのです。

まだまだ面白い鉄道は残っています。毎年、少しずつ減り続けているけれど、まだ間に合うのです。

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